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おばはんの体育な日々

おばはんの体育な日々

第29回篠山ABCマラソン(09)

第29回篠山ABCマラソン大会


 日時:平成21年3月1日(日) 天候:ぼんやり晴れ、弱風、暑くなく寒くなく

 ゴールタイム 3時間26分43秒 (NET 3時間26分23秒)

 
sasayamaraphikakuhyo09


 コース図および高低図は一昨年の今大会レポートをご参照ください。

 篠山ABCマラソンは今年で12回目。2年連続で、32kmで脚が攣るという不本意な結果が続いているので、なんとか最後までまともに走りたいと思う。特に目標タイムは掲げないが、それなりに走りたい。

※スタートまで
 
 どこかの大会で出会った人に「篠山は定員イッパイで断られたランナーがいる」と聞いており、駐車場の混雑が予想されるので、朝は早めに出ようと思っていたが、実際は昨年より30分早いだけの出立になった。
 昨夜炊いた赤飯をおにぎりにして、朝食用に持参して家を出た。

 篠山の手前今田のコンビニにトイレを借りに入り、さらにパンとおにぎりを調達しようとしたら、ツナマヨのおにぎりが2個しか棚にない。あらぁ、みんな売れてしまったのかしらん。ちょっと不安が頭をよぎる。

 河川敷駐車場への入口はやはり渋滞している。やっと入口に到達したところで、係りのおじさんが「あと10台」と叫んでいるのを聞いた。ここも危ないところだったんだ。

 会場手前に出ている店で、バナナを1本50円で買った。

 スタートラインをくぐって会場へ向かう。

 受付の後、更衣室の小学校体育館へ。
 いいコンディションのようなので、予定通り赤の長袖シャツと長タイツ(CW-X)に黒のキャップ、赤の勝負手袋。昨年末からのこのいでたち、いまだ撃沈なしの縁起のいい装束だ。ウェストポーチに、パワージェル、塩飴と痙攣の対策とお守りでもある芍薬甘草湯。
 ヴァームを飲みながら、赤飯のおにぎり1個と先ほど買ったバナナを食べた。ちょっと青くて硬かった。

090301sasayamastmae.jpg  それでも寒いかもしれないと思い、防寒用のビニール袋をかぶって外に出た。
 軽くストレッチだけしてスタートの列に並ぶ。予想タイムをちょっとだけサバ読んで申告したので、Aブロックからのスタートだ。各ブロックの入口が厳密に分けられているし、ゼッケンに整列ブロックが明記してあるため、ズッコイことをする人はほとんどいない。ブロック入口に入ってから、トイレが設置されていたので、ここで最後の用を足した。スタートラインが間近に見えるところに並ぶことになった。
 列に並んだまま、スピーカーから流れる大音響の開会式を聞く。

 スタート前、写真はラルム♪さん提供、右端のさらに10mほど後に並んでいます。
 
 日が照ってきて全然寒くないのでここでビニール袋を脱いだ。

 10:40 登記登録の選手がスタート。ゲストランナーに有森裕子さん。
 10:50 未登録の部の選手スタート。市橋有里さんがゲストで走る。

★0~5km (0.20) 23.28

 スタートロス、20秒。スタート直後の混雑はあまりなく、最初から自分のペースで走れる。サバ読んだ甲斐があった。最初の5キロを24分以内なんて、今までにない速度だ。

★5~10km  23.19

 日が照ってもっと暑いかと覚悟していたが、思ったほど暑くない。
 それでも給水はドリンクを欠かさずいただく。

★10~15km  23.44

 市橋有里さんに追いついた。開会式の挨拶で「20kmまで走って、それからは応援に回る。私とハイタッチしたい人は、私より速く走らないように」と言っておられたのに、追いついてしまったらハイタッチできないやん…追い抜きざまに声をかけて握手してもらった。汗や洟を拭いた手袋のまましちゃって、申し訳ないことをした。

★15~20km  23.59

 地元の中学生だろうか、ブラスバンドの演奏に励まされて坂を上る。 

★20~25km  23.55

 20kmまで走ってきた有森裕子さんと今年もハイタッチ。走ってはいないけど、かつみ・さゆりさんともついでにハイタッチ。
 ハーフを1時間40分台で通過。先週のうずしおハーフより2分も早い。
 ラルム♪さんに追いついてしまう。お目にかかるのは初めてだが、事前にナンバーを聞いていたので、すぐにわかった。序盤飛ばしすぎたそうで、ペースがずいぶん落ちている。
 この辺まではいつでも好調なので「私は鬼門が32kmだから、追いついてきてね」と言って先に進んだが、縁起の悪いことを言ってしまったなぁ、と少し後悔した。

★25~30km  24.21

 折り返してきた速いランナーさんたちとすれ違う。バン-マスさんもそろそろ来るかな、と思ってたら、なんと目の前に見覚えのあるオレンジのウェアの背中が。バンマスさんに追いついてしまった。練習は出来ていないらしいけど、こんなことが現実に起こるなんて、マラソンっておそろしい。
 「ハリーさんもいるよ」と言われて前を見ると、東京マラソンのロゴを背中に張ったハリーさんがいた。あらま、あらま、と思いながら先に行くことになった。
 すぐ前に四万十川ウルトラのTシャツを着ているランナーがいたので、おご-けんさんかと思い声をかけたら人違い。

 ほんとのおごけんさんには、それから少し走ったところで追いついた、上下黒装束でした。
 
★30~35km  26.14

 折返してすぐ31km、去年も一昨年もこの辺で脚がツッた。今年は違和感なく走れる。
 攣りそうな感じはあまりないのだが、32km地点のシシ汁エイドで塩分を補給、シシ肉一切れとおつゆだけをお腹に入れた。このエイドはいつもたくさんのランナーで賑わっているが、このときは3人ほどが座ってシシ汁をすすっているだけだった。
 シシ汁休憩1分半で出発。

★35~40km  25.23

 復路は向かい風、往路が追い風とは思わなかったのに。
 脚の動きが悪くなってきた。「ここからキロ6分かかったとしても、30分は切れそうよ、充分いいタイムじゃん、もうゆっくり楽に行ったらどう」という誘惑に必死に抵抗して脚を動かす。

★40~ゴール  11.58

 40kmを過ぎて一段と動かなくなった。ドリンクとシシ汁しかお腹に入れてないから、ガス欠かも。パワージェルを持っているのだからこれを食べればいいのに、このときは気がつかなかった。脚が動かなくなる前に摂らないとだめか。
 あと1kmはさらに動かず、無数のランナーに抜かれた。最後のお堀端くらいスパートしたいけど、まったく脚は言うことを聞かず、同じペースでゴールした。

 ゴールタイム 3時間26分43秒 (NET 3時間26分23秒くらい) コースベストが出た!

<ゴール後>

 ゴールすると、完走メダルをかけてくれ、ペットボトルの水をくれる。
 チップを外して、シシ汁をいただいていたら、ゴールしたハリーさんと再会、そこそこいいタイムでゴールされたらしい。ゴール地点のシシ汁は、ちょっと煮詰まってて塩分たっぷり、すんごく熱かったけど、それがとってもおいしくてお肉も野菜もたっぷりの具はもちろん、おつゆまで完食した。

090301sasayama4s.jpg  更衣室で更衣を済ませた頃、ラルム♪さんの姿を見つけたのでしばらくお話した。
 事前の設定タイムが早すぎたらしくて、かなり悔しそうだった(ゴールタイムはそんなに悪くはないのに)。この悔しさがきっと次の飛躍をもたらすことでしょう。
 先に更衣室の外に出てボヤーっと立っている(ごめんなさい)男性を発見、声をかけてみるとラルム♪さんの相方さんだった。
 お城の石垣の下でハリーさんと合流、記念撮影。バンマスさんとは連絡が取れなかった。

 皆さんと別れて、駐車場まで荷物を担いでとぼとぼ歩く。これがいいダウンになるのよね。
 駐車場への道すがら、店屋さんの前にランナーらしき人が数名いるので寄ってみると、「ぜんざい無料」の張り紙あり。過去11回も参加してるのに、ちーとも知らなかったわ。白玉団子の入ったぜんざいをいただいて、とってもおいしかったので、お土産に山の芋を買った。これはいい戦略だ。

 このお店の近くの民家で、築城400年祭の一環かしら、時代物のお雛様の公開を行っているようだったけど、シューズを脱いで家に上がる元気が起きず素通りした。これが少し今も悔やまれる。

090301sasayamamedal.jpg maruino.jpg  もう4時は大きく過ぎていたので、駐車場からの脱出はスムーズ、帰り道のこんだ薬師温泉「ぬくもりの郷」でお風呂をいただいて帰った。
 温泉に上がる坂道でクラッチを踏む左足が攣り、危うく後退しそうになったのは内緒の笑い話。

 参加賞Tシャツと完走メダル。バックプリントは篠山城築城400年祭のマスコットキャラクター「まるいの」です。


※ 総括

 今年はコンディションがよかったこともあって脚の痙攣にみまわれることもなく、40kmまではほぼ想定どおりに走れた。スタート位置が前方だったことも幸いして、コースベストを得ることが出来た。
 惜しむらくはシシ汁休憩の時間ではなく、終盤の失速だ。この失速はガス欠とも考えられるので、次回からは30kmぐらいで何かエネルギーを補給しよう。

 後日リザルトを見ると、一般女子11位に入っていた。入賞がそこまで来ていたのをつかみ損ねたのは残念至極だ。


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